「あっ!」

真白がいきなり足を止めた。

「中学校だ」

「ほんとだ」

懐かしい制服を着た子が次々と校舎に入っていく。

「飛鳥なんて『あと1ヶ月早く産まれていれば、この手を離さなくていいのになぁ・・・』なんて言ったよね♪」

「うん///でももう離さなくていい」

真白の手を強く握った。

「手離さないでね?」

ちょっと上目遣いでオレを見た。

うわ、その目ヤバい。

「行くぞ//」