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キーンコーンカーンコーン・・・

「爽音!帰ろ♪」

「ごめん。今日も用事あるんだ。明日からは、一緒に帰れる」

今日もか・・・

飛鳥も、先帰っちゃったし・・・

「そか・・・わかった」

「ごめんね」

私の頭を優しく撫でて、教室を出て行った。

「今日、バイトだ!!」

でもまだ時間あるから、ゆっくり行こ。


―下駄箱に着いた時だった。

「真白ちゃん?」

あまり聞き慣れない声がした。

顔を上げるとそこには、仁くんがいた。

「やっぱり、真白ちゃんだ♪」

「こんにちは。仁くん!」