今日、サークルがある…
どっかのインカレ
正直行く気ないけど、一人でいたらまた泣くだけなんだろうなぁ…
だったら行った方がいいのかな…

何もしないより、何かしたほうが損はないと判断し、準備し始めた私

だって、これ以上の不幸はこの世にないもん…
本当のドン底に落ちたら、もう上がるだけだよね?


鏡に映る自分の姿
ハルキのために、可愛くなりたいって思った
ハルキに、可愛いって言ってもらいたかった
そのために始めたネイルも、来週予約したマツエクも、もう誰のためにもならない

目標を失い、やる意味なんてなくなってしまった

自己満にすらならない

駅のホームに立つと、明るさと目の前に広がる景色が、昨日の記憶を賢明に思い出させられる


「距離置こう」
「根本的に合わない」


もう知らないよ
蘇らせてこないでよ
私は…思い出したくないんだよ!


でも…昨日のあの時から、今まで、この出来事を忘れることなんてない
起きてもすぐ、涙があふれた
忘れるどころか、それしか考えられなき
頭の10割中10割、ハルキのことがグルグル回って、いっぱいいっぱいなの

現地に着くと、見覚えのある顔
軽く挨拶して、同学年を探す

え?
まさかの、女子、私以外みんな1年生…
この状況は嬉しいとは言えない…けど、まあいつも通りに、下級生にもタメ語使ってもらえばいっか
そしたら少しは馴染めるよね
元々敬語とか苦手だから、後輩とかにもタメ語きいてもらってる

適当に4人組に、話しかけて、そのまま移動
近場にBBQ場は少ないから、前にも来たことがあるところだった

色んな人に話しかけて、色んな人と喋った

その中で一番自分に合うグループに馴染む

結局私がその日居座ったのは、私入れて6人のグループ
男子3人、女子3人
1人の男子のギャグ線の高さが居心地よく、他の2人の男子はイケメンの部類に入るくらいのルックス
女子もノリよくて、以外なSっぽさに面白みを感じた

その子たちと話し、いつの間にか人狼ゲームに集中していた時

BBQの時間も終わりを迎えていたらしく、若干飲んだらしい代表が、2次会のお誘いに回っていた


「みんな2次会行く?」
「私行かなーい」
「俺もー」

え?みんな行かないの?

「まじか、ユカは?」

どうしよう…でも…

「帰りたくない…」


「お!さすがユカ!!じゃあ行くでいいな?」

上機嫌な代表…
コクリと頷くと、先輩は他の子たちを誘いに回った

「…みんな、行かないの?」

せっかく仲良くなったから、もっと一緒にいたかったな…
正直2次会に1人で行くのはちょっと気が引ける部分もあった

「行けないんよ、ごめんね」

もし何も予定がないなら、説得しようと思ったけど、みんなそれぞれ理由があって行けないらしい
仕方ない…か…
じゃあこの中で私一人?どうしよう…考えれば考える程、2次会で一人ぼっちの自分が想像できる
だってこのメンツ以外、このサークルで、私が知ってる人は代表しかいないんだ