急だった
私には自信があった
ハルは私が好きだっていう自信…
でも、それが一気になくなってしまったんだ

待っててくれるんじゃ、なかったの…?
ハル…
もう、私はいらない?必要ない?
好き、じゃない…?

怖い…
やり直そうって私が言っても、もう遅いかもしれない
私が、断られるかもしれない

「まだわかんないよ
もしそうだとしたら、そこまでの気持ちだったってことだよ!
だとしたら、また付き合ってもどっちにしろ上手くいかないよ!」
ナナはがんばって私を励まそうとしてくれている

ナナが言うことは正論だ
確かにそう…

そこまでの気持ちなら、付き合っても、またすぐ別れるだろう

なんて返せばいいか分からないまま、とりあえず私は放置した


その夜、私を励ますためにナナが連絡を取ってくれたインカレの飲み会に2人で参加
雨だからか人数が少なかったけれど、とりあえず空いている席に腰を下ろした

でも

私にはさっきのハルキからのLINEが気になって仕方がなかった
話しかけてくれる人の声にも、上辺の笑顔で返すしかなかった

そんな私に、ナナは気にするなと何度も気にかけてくれたけれど、頭から離れない

不安な気持ちでいっぱいだった


1次会を終え、私たちは、男子3人組に誘われて、それに着いて行くことにした

ハルキのことが頭の片隅に残っている中、誰を狙うかとかナナと話し合いながら、夜の新宿を歩いた