「バカみたい…」

少しでも信じた自分が、情けなくてしょうがなくなって…

もう何人もそういう人経験したのに…
十分わかったつもり
それでもまだ勉強不足の私に、神様は教材を送ってくる
人を信用しちゃいけないなんてこと、とっくの昔に心に刻み込まれていた
騙されるくらいなら、自分から騙してやる
泥だらけの心で出した結論

なのに、なんでまた負けているんだろう?

なんで悔しい自分がいるの?


何も成長してない
何もわかってない
何も…学んでない
そんな自分を憎んで…

心の中で笑っている、男の顔が浮かぶ
私の中の彼の笑顔
愛しさの笑顔が、悪の笑顔に変わる
優しさなんてこれっぽっちもなかった
最っ低なやつ…


でも、私も同じくらい最低なんだよね

自分の都合のいいように人を利用して、寂しい時だけ寄り添う
そんな存在が彼だったのかもしれない
多分相手もそのことをわかっていて

私は、傷つきたくないから、万が一の時の逃げ場を作った

そう、全部、自分のせい…