私が、どれだけその言葉を待っていたか…
どれだけ望んでいたか…


『好き』


たったその一言を、ずっとずっと待っていた


あの日からの日数はまだ少ないけれど、果てしなく長く感じた数日間

ずっと…


『ごめん
でも、それだけは伝えなきゃって思った』


待っていたんだ



知らなかった彼の本当の気持ち
今まで私はハルの気持ちを思い込んで、決めつけていた
その気持ちに対して抑えられなかった感情、犯した誤ち
でもそんなの…私の予想でしかなかったんだ



『でも、我慢してたことや、不満もあったことは事実』



この迷路を作り上げたきっかけ

付き合うことでわかる、相手の色々な面
自分に合わない部分





『それでも最終的に失いたくない、側にいてほしいってなるから』





ここ数日間計れないくらい流した涙
でも今止まらず溢れる涙は、一番暖かかった


この人は、本当の愛を知っている


そして、必死になって考えていてくれた


私のこと、自分の気持ち

大切に思ってるから、ちゃんと愛したいからこそ
一旦距離置いて考えたかった…
自分の気持ち確かめたかったんだ


でも、ごめんなさい

どうしようもできないけど、あの伝え方は間違えだよ

酷すぎた



だって私の気持ちは…