3日後には…ハルを忘れられるようにならなきゃ…
正直な話、心の整理ができてない今日に、会いたくなかった
言いたいこと、聞きたいことを全部まとめてから会いたった


ハルに伝えたい、言いたいこと…
さっそく思いついた質問などを次々とスマホのメモに書き取った



授業を乗り越え、予定が会った私は原宿へと向かった

私は毎回シーズンの変わり際、よくこの通りで服を買い揃える
時間あったからふらふら歩いていたら、ある服に目がとまった

フード付きの、白いロングトップス
カジュアルな形で、下はタイトになってる
胸辺りには黒でシンプルなロゴ


ハルが…

一番好きな服装…


前に一緒に買い物行った時、押しに押されて、買った服と似ていた
その時のは冬用で、今着るには暑すぎる


自然とその服を、手に取っていた

木曜日…最後の日
これを着て行ったら、引き止めてくれるかな?
なんてバカなことを考えてる自分…
そんなわけないじゃん

でも、なんか戻せなかった…
ずっと眺め続け、何度も鏡の前で自分に合わせた

もしも最後なら…一番可愛い私を見てほしい
最後の記憶に残る私を、一瞬でもいいから、「可愛い」と思わせたい
あなたが好きだった私を、頭に焼き付けて
最後のバイバイをしたい