『いろいろ考えたけど、わけわかんなくなってきてる
会って話したい
今日か明日、うち来れないかな?』





は…?

別れたと思ったのに、彼の家に招待された私

どういうこと?


少しだけ湧きだす怒り
こんなに苦しめといて、私に家まで来いと?
すごく遠く、運賃が高い彼の家
それでも今まで何回、行ったことだろうか


これは多分、最後の約束

思い出が詰まった彼の家で、全てに点を打ちたいんだ
ハルらしい…終わりの告げ方


『今日も明日も予定あります』
『じゃあ先でもいい、うちで話したい』
『早くて水曜』
『バイト…』


中々予定が合わない
あの後、1人で過ごす時間が辛いから私は入る限りの予定を隅々まで詰めていた

時間がない