「え…?なんで…?」

「どした?元カレ?」


「元カレから、フォローされた」


「は?」


なんで、今更?
付き合った頃、付き合ってると、お互い気にしちゃうし、フォローはしないようにしようって決めた約束

それが、今くるの?
てことは私は…もう『彼女』に戻れる可能性はないの?
もともと少ない希望…ゼロになった瞬間

「友達」?
ハルキにとって私は、もう友達にしか見えない存在になってしまったの!?
ねえ…
嘘なんかじゃない
友達以上にはもうなれないってこと…!?


「なんで…今更…」
もう、怒りが湧いてきた

「楽しく飲んでて、やっと忘れられていたのに…なんで今?!いちいち入ってこないでよ!!」


叫んだ私は、目の前に置いてあったコップの中身を飲み干した
悔しくて、悔しくて
タイミング悪い上に、それに動揺している自分がいることが更に悔しくてたまらなかった


「んな奴のこと、忘れろよ」

そう言って先輩もみんなも笑ってくれた
それが唯一の救いで、みんな大好きだって思えた
それからは、私の飲むペースもエスカレート
それも自分で作り上げてるペース


やたらと隣の男にはすごく話しかけられて、狙ってるのは一目瞭然
でも私はその男には全く興味なかった
逆に飲ませてくれる代表の方がいい
ノリ良いし、優しくて、気遣いができる代表だから
トイレに行って
部屋に帰って
もう酔ってるんだ
何を言っても酔ったノリ
だから…