次の日の学校は、半日授業
翔と、その横にいた女の人の事で
頭がいっぱいだったので
学校がすぐに終わるのは好都合だった。

下校途中に今1番会いたくないあいつに会ってしまった。

「結衣、一緒に帰ろ?」

そう言ったのは翔。

「元気ないな。なんかあった?」

どうして?彼女がいるのに…
どうして?私に気がないのに…
優しくするの?

気がつくと私は泣いていた。