私は、私立雅峰高校に入学した。

幼馴染や、中学での友達など

知り合いが結構入学していた。

友達作りも順調に行きそうだ。


そこで先生が名簿表を渡しにきた。

友達の名前を探していた。

仲のいい、室口 百合(むろぐち ゆり)と

同じクラスだ。百合とは中学での友達。


私 「百合と同じクラスだー!!!!」

百合「そうだね!!安心したよー♪」

私 「あれ…??嘘でしょ??」

百合「なに??どうかした??」


私はここで懐かしい名前を見つけた。

『神崎 音弥』と言う字。


離れたはずだよね…??

再会とか、そんな馬鹿な。

音弥は、引っ越したんだよ??

いるわけないよ。遠いのに。


百合「なにボーッとしてんの、行こ!!」

私 「う、うん、行こー!!!!」


入学式だ。緊張するなー。

さっきの音弥の名前が気になる。

しかも同じクラス。3年間同じ。

忘れられてるかもだし、いっか。

ついつい考えてしまう。


百合「藍ちゃん。やっぱさどうした??」

私 「再会って信じる??」

百合「そりゃ…信じないこともない…」

私 「幼馴染がいる。同じクラスに。」


そして私は全部百合に話した。

百合は案外さらっと分かってくれた。


そしてクラスに入るとき。

席に座って辺りを見渡す。

斜め後ろには音弥がいた。

すぐそっぽ向いてしまう。


音弥がそこにいるのに話しかけれない。

なぜそこにいるかもわからない。