ピピピ・・・ピピピ・・・
いつもように支度をし家を出た
「行ってきま~す!!」
駅に向かいいつもの電車に乗ることが出来た
「おはよ~沙織」
「おはよ紗里奈~昨日大丈夫だった・・・?」
「うん・・まぁねw 衝撃的だったけどよく考えたら彼女いてもおかしくないでしょ?w
それに何か彼女さんとうまくいってないみたいでさ・・・だから悩みを聞いてあげたいなって・・・」
「まぁ・・彼女がいてもおかしくはないけど・・・これからどうするの?」
「どうするってなにが??」
「せっかく知り合えて連絡取れたのはいいけど彼女さんがいるんじゃ・・・紗里奈の気持ちは・・・」
「あぁ~!もういいのいいのww そりゃ思いを伝えられないのは辛いしさみしいけどこうやって連絡くれたんだもん。それだけでも嬉しいよ^^」
「そか・・・辛かったら話聞くからね・・・?」
「うん!!ありがと^^ それよりさ!この前話してたあれね!w ・・・・・」
いつも通り駅で遥を待ち3人で大学へ向かった
「「おはよ~!!」」
生徒達の挨拶が飛び交う中1限目の担当の先生がきた今日の1限目の先生は楽だ
ひたすら話を聞いて出席カードを出すだけ
外をぼーーっと眺めていると携帯に連絡がきた
画面を見てみると啓ちゃんからだった
(おはよう! 紗里奈ちゃんは学校かな?? 俺も今からいってきま!ww)
(おはよう啓ちゃん^^ もう授業なうだよ~疲れたよ~ww 気を付けてね!!)
送信すると今度は沙織から連絡がきた
(紗里奈~今日は啓ちゃんと会うの??)
(う~ん・・・わからないw 時間が合えば会うかもね。)
(そか・・・大丈夫なの??)
(うん!!大丈夫だよ^^ 辛いけどせっかく知り合えたんだもんw)
(そか・・無理しないようにね)
(うんありがとね^^)
沙織に返事をすると啓ちゃんから返事が来た
まるでタイミングを測ってるみたいだ
(授業中に携帯触って大丈夫なのか~ww 先生に見つかっても知らないぞww)
(大丈夫~こっそりしてるからww みんなも携帯触ってるしw)
(すごいなみんな~ww そいえば今日は何時に終わるん??)
(今日??昨日と同じだよ~~~~)
(じゃあ乗る電車も同じだね!! だったら会えるかな~^^)
(そんな言い方うちに会いたいって言ってるみたいに聞こえるよww)
(実はそうだったりしてw だって紗里奈ちゃんと話してるの楽しいしさ~ww)
もう・・・なんでこんな言い方するかな・・・辛いだけなのに・・・
涙が流れそうになった ここから出たくなった
でもこらえる 今日会えるかも会えるかもしれないのに目が腫れたら大変だ
(期待させないでよ~ww 彼女いるくせに~~~~)
(まぁそうだけどさww でもさ~連絡はめったに返ってこないし会いたいって言ってもバイトあるからとか言ってなかなか会えなくてさ~)
(そか~会いたいのに会えないのはさみしいね・・・)
(そうなんだよな~ ほんとさみしいよww)
(うちでよかったらいつでも相手になるよ^^)
(それってどういう意味で??ww)
(ただ単に話相手になるってことだって!!ww 変なこと聞くなw)
(ですよねww んじゃ、学校着いたしまた終わったら連絡する!!)
(うん^^ 授業頑張ってね!!)
(うん!ありがと^^ 紗里奈ちゃんも頑張ってな!!)
(うんありがと^^)
連絡をやり取りしているうちに時間はあっという間に経ってあと少しで授業は終わりだった
次の教室どこだったかなぁ・・・
そのうち授業終わりのチャイムが鳴り先生が終了の合図を告げるとみんなはさっさと教室から出て行って次の教室へと向かって行った
そして4限目の授業の最中もう少しで終わりというときに啓ちゃんから連絡が入った
(今終わった!! 紗里奈ちゃんはもう終わりそう??)
(お疲れさま! ちょうど終わったよ^^ だから昨日と同じ電車に乗るかな?)
(おつかれ^^ 俺も同じ電車に乗るつもり!!いつも一番前の車両のとこにいるからww)
(了解w いつも一番前なの??ww)
(そやな~基本一番前かなww)
(そうなんだw なんか改めて会うの緊張するな~ww)
(そんなこと言われたら俺だって緊張するわww)
(絶対緊張してないでしょww)
「啓ちゃんから連絡きてるの??」
「あ、うんいつもの電車に乗れるみたい」
「そか、大丈夫?」
「うん平気だよ^^」
(俺だって緊張します~ww じゃ、また電車でな!!)
(うん^^ また電車でねww)
「じゃあね遥また明日ね~!」
「うん!また明日~~~」
遥と別れ電車の一番前のところで沙織と電車を待った
いつもはのんきにしていたのにこんなにも自分の気持ちが変わる時がくるのか・・・
ただ電車を待つだけそれだけのことなのに・・・なぜこんなにも胸が苦しいのだろう
嬉しいはずなのに・・・この張り裂けそうな胸の痛みは・・・
「・・りな!紗里奈ってば!!」
「・・・・・・えっ」
「も~何回も呼んでるのに~」
「あ・・・ごめん・・」
「いいけどさ~啓ちゃんのこと?」
「うん・・・まぁね・・ww」
「あんまり悩みすぎない方がいいよ?話ならいつでも聞くって言ったでしょ??」
「うん・・・ありがと沙織」
「いえいえ!でさ今週どこか出かけない??」
「今週?いいよ行こ^^」
そうこうしているうちに電車がホームにきた
電車に乗り込むとすぐそこの補助席に啓ちゃんが座っていた
「お、おつかれさま」
「ありがと~啓ちゃんもおつかれさま~」
「ありがと、その子手紙くれた時にいてくれた子だよね?」
「あ!そうなの、沙織って言ってなんでも話せる友達!」
「へぇそかそか、よろしくね沙織ちゃん!」
「よろしくね!」
よかった・・・沙織がいてくれて・・・
じゃなかったら今頃泣いてしまってた気がする
ううん泣いてたどころじゃないかもこの場にいることさえ無理だったかも・・・
自分のこの気持ち・・・どうしたらいいんだろ
どこにも向けられないこの気持ち
伝えたくても伝えられない 伝えたら絶対迷惑かけてしまう
「紗里奈ちゃん??大丈夫?ぼーーーっとして」
「え!?あぁうん!大丈夫!なんか最近ぼーーっとしちゃうことが増えてww」
「年じゃねえのww」
「失礼なぁ!ww まだ10代ですよ~だ」
「はいはいそうですかぁww」
「まったくもう・・・」
からかわれたりしたり楽しく話していたら啓ちゃんが降りる駅に着いた
「んじゃ、また連絡するわ!二人とも気をつけてな!」
「うんありがと!啓ちゃんも気をつけてね!!」
「紗里奈普通に話せてたじゃん」
「沙織がいてくれたおかげだよ・・・ありがと」
「こんなことで助けになるならいつでもww」
数分後自分の降りる駅に着いた
「じゃあまたね沙織!」
「うんまたね~また連絡する」
沙織と別れを告げ改札口に向かった
そのとき携帯に通知がきた
もう沙織から連絡がきたのかと思って見てみると啓ちゃんからだった
(お疲れ~!今日は俺バイトだよ~~~~やだやだ(´・ω・`))
(お疲れさま~!バイトしてるんだ!!何のバイト~?)
(コンビニだよコンビニww で、深夜にしてるから時給も上がるんだよw)
(コンビニなんだ!今度行こかなww)
(きてきて!ww)
(一応また場所教えてねww)
(わかった!! 紗里奈ちゃんはバイトしてないの??)
(うん・・・したいんだけど親が許してくれなくて・・ww)
(なんで???)
(わかんない~帰りが遅くなるからかな??)
(あ~なるほどね~大事にされてるんだねww)
(そうなのかな~?でも何かいいとこないかな~ww)
(いいとこね~コンビニは深夜は危ないからおすすめしないかなww 近くにお店ないの?)
(あるのはあるよ~また探してみよww)
(探してみ~ あ、あのさ今更やけど紗里奈って呼び捨てにしてもいい?ww)
「えっ・・・」
思わず声が出てしまった
呼び捨てで・・・嬉しい・・・けど・・・胸が余計苦しくなるよ・・・
でもダメと言うわけにもいかない
うちは結局OKすることにした
(全然いいよ~^^)
(サンキュ!!じゃあこれからは紗里奈って呼ぶから^^)
(うん^^)
あぁ・・・人に名前を呼ばれてこんなにも心が苦しく痛くなることがあるだろうか
数えるくらいしか会ってないのに心はこんなにもあの人に向いている
好きだと伝えてしまいたい
両想いになれなくてもいい
せめて・・・この思いだけは伝えたい
どうすれば・・・この思い・・・消えてしまうのだろう・・・
「ただいまぁ」
「おかえり紗里奈夜ご飯すぐ食べるよね??」
「うん」
「すぐ並べるから待ってて~」
部屋にカバンを置き服を着替えた後リビングに行き夜ご飯を食べた
今日もお姉ちゃんとお父さんは仕事で遅くなるみたいだ
夜ご飯の済ませテレビを見ていると啓ちゃんから連絡がきた
(これからバイト行ってきます!! めんどくさい・・・)
(いってらっしゃい^^ 頑張って~ww)
(紗里奈が客で来てくれたら頑張るんやけどなぁ・・・)
「なっ・・・なんでそういうこと言うかなぁ・・」
(はいはい行くことはできないけど家から応援してるからw)
「こいつはうちの心を揺さぶる天才か・・・w」
そろそろお風呂に行こうとしていると返事が来た
(冷たいよ~紗里奈が冷たいよ~(´;ω;`))
(別に冷たいことしてないでしょww と、いうかバイトは?)
(え、バイトなうです・・・ww)
(こらバイトに集中しなさいww)
(わ~紗里奈が怒った~ww)
(怒ってないww)
「たく・・・ww さてお風呂行ってこよ」
最近の自分は啓ちゃんのことばかり考えている
どんなに好きでも伝わらないこの気持ち
いっそ伝えてしまった方が楽なんじゃないか
いや・・・でも伝えてしまったらそのあと啓ちゃんとの繋がりはどうなるの・・・
好きだと言われた啓ちゃんの気持ちはどうなるんだろ・・・
そう考えると言えない
伝えられるわけがない
「はぁ・・・一人だと余計なことばっかり考えちゃう・・」
お風呂から上がり寝る支度をし寝転がりながら携帯を触っていると沙織から連絡がきた
(やほ~ひまだからラーンしてみたww 今何してるの~?)
(今ちょうど寝転がったとこww うちも沙織にラーンしようと思ってたww)
(あら!なんとも偶然w 明日も大学めんどくさいね~)
(そだね~めんどくさいよ~授業でなんか楽しいことがあったらなぁww)
(たしかにww 紗里奈何か楽しいこと作ってよ~)
(うちにはそんな力ないってww)
(ちぇっww そういえばさ紗里奈~啓ちゃんに気持ち伝えないの?)
(うん・・・迷惑になるだけだもんw 伝えないよw)
(伝えないの?でもさ、たとえ彼女がいたとしても好きって言われて嬉しく思わない人なんていないでしょ?せめて気持ち伝えるくらいはしたら?)
(それはそう思うけど・・・)
(このままだと絶対紗里奈が後悔すると思うよ?気持ちを伝えてそれでそのあと自分がどうするか決めたらいいんじゃない?)
(でも・・・啓ちゃんを困らせたくない・・・)
(紗里奈、啓ちゃんの気持ちを伝えることも大事なことだよ?それが人に対するやさしさなんだから。でもね、啓ちゃんの気持ちばかり優先してたら紗里奈の心は耐えられなくなるよ?)
(うん・・・わかった・・考えてみるね)
(うん、紗里奈は紗里奈らしく伝えたいことを伝えたらいいと思うよ)
(ありがと沙織^^)
いつもように支度をし家を出た
「行ってきま~す!!」
駅に向かいいつもの電車に乗ることが出来た
「おはよ~沙織」
「おはよ紗里奈~昨日大丈夫だった・・・?」
「うん・・まぁねw 衝撃的だったけどよく考えたら彼女いてもおかしくないでしょ?w
それに何か彼女さんとうまくいってないみたいでさ・・・だから悩みを聞いてあげたいなって・・・」
「まぁ・・彼女がいてもおかしくはないけど・・・これからどうするの?」
「どうするってなにが??」
「せっかく知り合えて連絡取れたのはいいけど彼女さんがいるんじゃ・・・紗里奈の気持ちは・・・」
「あぁ~!もういいのいいのww そりゃ思いを伝えられないのは辛いしさみしいけどこうやって連絡くれたんだもん。それだけでも嬉しいよ^^」
「そか・・・辛かったら話聞くからね・・・?」
「うん!!ありがと^^ それよりさ!この前話してたあれね!w ・・・・・」
いつも通り駅で遥を待ち3人で大学へ向かった
「「おはよ~!!」」
生徒達の挨拶が飛び交う中1限目の担当の先生がきた今日の1限目の先生は楽だ
ひたすら話を聞いて出席カードを出すだけ
外をぼーーっと眺めていると携帯に連絡がきた
画面を見てみると啓ちゃんからだった
(おはよう! 紗里奈ちゃんは学校かな?? 俺も今からいってきま!ww)
(おはよう啓ちゃん^^ もう授業なうだよ~疲れたよ~ww 気を付けてね!!)
送信すると今度は沙織から連絡がきた
(紗里奈~今日は啓ちゃんと会うの??)
(う~ん・・・わからないw 時間が合えば会うかもね。)
(そか・・・大丈夫なの??)
(うん!!大丈夫だよ^^ 辛いけどせっかく知り合えたんだもんw)
(そか・・無理しないようにね)
(うんありがとね^^)
沙織に返事をすると啓ちゃんから返事が来た
まるでタイミングを測ってるみたいだ
(授業中に携帯触って大丈夫なのか~ww 先生に見つかっても知らないぞww)
(大丈夫~こっそりしてるからww みんなも携帯触ってるしw)
(すごいなみんな~ww そいえば今日は何時に終わるん??)
(今日??昨日と同じだよ~~~~)
(じゃあ乗る電車も同じだね!! だったら会えるかな~^^)
(そんな言い方うちに会いたいって言ってるみたいに聞こえるよww)
(実はそうだったりしてw だって紗里奈ちゃんと話してるの楽しいしさ~ww)
もう・・・なんでこんな言い方するかな・・・辛いだけなのに・・・
涙が流れそうになった ここから出たくなった
でもこらえる 今日会えるかも会えるかもしれないのに目が腫れたら大変だ
(期待させないでよ~ww 彼女いるくせに~~~~)
(まぁそうだけどさww でもさ~連絡はめったに返ってこないし会いたいって言ってもバイトあるからとか言ってなかなか会えなくてさ~)
(そか~会いたいのに会えないのはさみしいね・・・)
(そうなんだよな~ ほんとさみしいよww)
(うちでよかったらいつでも相手になるよ^^)
(それってどういう意味で??ww)
(ただ単に話相手になるってことだって!!ww 変なこと聞くなw)
(ですよねww んじゃ、学校着いたしまた終わったら連絡する!!)
(うん^^ 授業頑張ってね!!)
(うん!ありがと^^ 紗里奈ちゃんも頑張ってな!!)
(うんありがと^^)
連絡をやり取りしているうちに時間はあっという間に経ってあと少しで授業は終わりだった
次の教室どこだったかなぁ・・・
そのうち授業終わりのチャイムが鳴り先生が終了の合図を告げるとみんなはさっさと教室から出て行って次の教室へと向かって行った
そして4限目の授業の最中もう少しで終わりというときに啓ちゃんから連絡が入った
(今終わった!! 紗里奈ちゃんはもう終わりそう??)
(お疲れさま! ちょうど終わったよ^^ だから昨日と同じ電車に乗るかな?)
(おつかれ^^ 俺も同じ電車に乗るつもり!!いつも一番前の車両のとこにいるからww)
(了解w いつも一番前なの??ww)
(そやな~基本一番前かなww)
(そうなんだw なんか改めて会うの緊張するな~ww)
(そんなこと言われたら俺だって緊張するわww)
(絶対緊張してないでしょww)
「啓ちゃんから連絡きてるの??」
「あ、うんいつもの電車に乗れるみたい」
「そか、大丈夫?」
「うん平気だよ^^」
(俺だって緊張します~ww じゃ、また電車でな!!)
(うん^^ また電車でねww)
「じゃあね遥また明日ね~!」
「うん!また明日~~~」
遥と別れ電車の一番前のところで沙織と電車を待った
いつもはのんきにしていたのにこんなにも自分の気持ちが変わる時がくるのか・・・
ただ電車を待つだけそれだけのことなのに・・・なぜこんなにも胸が苦しいのだろう
嬉しいはずなのに・・・この張り裂けそうな胸の痛みは・・・
「・・りな!紗里奈ってば!!」
「・・・・・・えっ」
「も~何回も呼んでるのに~」
「あ・・・ごめん・・」
「いいけどさ~啓ちゃんのこと?」
「うん・・・まぁね・・ww」
「あんまり悩みすぎない方がいいよ?話ならいつでも聞くって言ったでしょ??」
「うん・・・ありがと沙織」
「いえいえ!でさ今週どこか出かけない??」
「今週?いいよ行こ^^」
そうこうしているうちに電車がホームにきた
電車に乗り込むとすぐそこの補助席に啓ちゃんが座っていた
「お、おつかれさま」
「ありがと~啓ちゃんもおつかれさま~」
「ありがと、その子手紙くれた時にいてくれた子だよね?」
「あ!そうなの、沙織って言ってなんでも話せる友達!」
「へぇそかそか、よろしくね沙織ちゃん!」
「よろしくね!」
よかった・・・沙織がいてくれて・・・
じゃなかったら今頃泣いてしまってた気がする
ううん泣いてたどころじゃないかもこの場にいることさえ無理だったかも・・・
自分のこの気持ち・・・どうしたらいいんだろ
どこにも向けられないこの気持ち
伝えたくても伝えられない 伝えたら絶対迷惑かけてしまう
「紗里奈ちゃん??大丈夫?ぼーーーっとして」
「え!?あぁうん!大丈夫!なんか最近ぼーーっとしちゃうことが増えてww」
「年じゃねえのww」
「失礼なぁ!ww まだ10代ですよ~だ」
「はいはいそうですかぁww」
「まったくもう・・・」
からかわれたりしたり楽しく話していたら啓ちゃんが降りる駅に着いた
「んじゃ、また連絡するわ!二人とも気をつけてな!」
「うんありがと!啓ちゃんも気をつけてね!!」
「紗里奈普通に話せてたじゃん」
「沙織がいてくれたおかげだよ・・・ありがと」
「こんなことで助けになるならいつでもww」
数分後自分の降りる駅に着いた
「じゃあまたね沙織!」
「うんまたね~また連絡する」
沙織と別れを告げ改札口に向かった
そのとき携帯に通知がきた
もう沙織から連絡がきたのかと思って見てみると啓ちゃんからだった
(お疲れ~!今日は俺バイトだよ~~~~やだやだ(´・ω・`))
(お疲れさま~!バイトしてるんだ!!何のバイト~?)
(コンビニだよコンビニww で、深夜にしてるから時給も上がるんだよw)
(コンビニなんだ!今度行こかなww)
(きてきて!ww)
(一応また場所教えてねww)
(わかった!! 紗里奈ちゃんはバイトしてないの??)
(うん・・・したいんだけど親が許してくれなくて・・ww)
(なんで???)
(わかんない~帰りが遅くなるからかな??)
(あ~なるほどね~大事にされてるんだねww)
(そうなのかな~?でも何かいいとこないかな~ww)
(いいとこね~コンビニは深夜は危ないからおすすめしないかなww 近くにお店ないの?)
(あるのはあるよ~また探してみよww)
(探してみ~ あ、あのさ今更やけど紗里奈って呼び捨てにしてもいい?ww)
「えっ・・・」
思わず声が出てしまった
呼び捨てで・・・嬉しい・・・けど・・・胸が余計苦しくなるよ・・・
でもダメと言うわけにもいかない
うちは結局OKすることにした
(全然いいよ~^^)
(サンキュ!!じゃあこれからは紗里奈って呼ぶから^^)
(うん^^)
あぁ・・・人に名前を呼ばれてこんなにも心が苦しく痛くなることがあるだろうか
数えるくらいしか会ってないのに心はこんなにもあの人に向いている
好きだと伝えてしまいたい
両想いになれなくてもいい
せめて・・・この思いだけは伝えたい
どうすれば・・・この思い・・・消えてしまうのだろう・・・
「ただいまぁ」
「おかえり紗里奈夜ご飯すぐ食べるよね??」
「うん」
「すぐ並べるから待ってて~」
部屋にカバンを置き服を着替えた後リビングに行き夜ご飯を食べた
今日もお姉ちゃんとお父さんは仕事で遅くなるみたいだ
夜ご飯の済ませテレビを見ていると啓ちゃんから連絡がきた
(これからバイト行ってきます!! めんどくさい・・・)
(いってらっしゃい^^ 頑張って~ww)
(紗里奈が客で来てくれたら頑張るんやけどなぁ・・・)
「なっ・・・なんでそういうこと言うかなぁ・・」
(はいはい行くことはできないけど家から応援してるからw)
「こいつはうちの心を揺さぶる天才か・・・w」
そろそろお風呂に行こうとしていると返事が来た
(冷たいよ~紗里奈が冷たいよ~(´;ω;`))
(別に冷たいことしてないでしょww と、いうかバイトは?)
(え、バイトなうです・・・ww)
(こらバイトに集中しなさいww)
(わ~紗里奈が怒った~ww)
(怒ってないww)
「たく・・・ww さてお風呂行ってこよ」
最近の自分は啓ちゃんのことばかり考えている
どんなに好きでも伝わらないこの気持ち
いっそ伝えてしまった方が楽なんじゃないか
いや・・・でも伝えてしまったらそのあと啓ちゃんとの繋がりはどうなるの・・・
好きだと言われた啓ちゃんの気持ちはどうなるんだろ・・・
そう考えると言えない
伝えられるわけがない
「はぁ・・・一人だと余計なことばっかり考えちゃう・・」
お風呂から上がり寝る支度をし寝転がりながら携帯を触っていると沙織から連絡がきた
(やほ~ひまだからラーンしてみたww 今何してるの~?)
(今ちょうど寝転がったとこww うちも沙織にラーンしようと思ってたww)
(あら!なんとも偶然w 明日も大学めんどくさいね~)
(そだね~めんどくさいよ~授業でなんか楽しいことがあったらなぁww)
(たしかにww 紗里奈何か楽しいこと作ってよ~)
(うちにはそんな力ないってww)
(ちぇっww そういえばさ紗里奈~啓ちゃんに気持ち伝えないの?)
(うん・・・迷惑になるだけだもんw 伝えないよw)
(伝えないの?でもさ、たとえ彼女がいたとしても好きって言われて嬉しく思わない人なんていないでしょ?せめて気持ち伝えるくらいはしたら?)
(それはそう思うけど・・・)
(このままだと絶対紗里奈が後悔すると思うよ?気持ちを伝えてそれでそのあと自分がどうするか決めたらいいんじゃない?)
(でも・・・啓ちゃんを困らせたくない・・・)
(紗里奈、啓ちゃんの気持ちを伝えることも大事なことだよ?それが人に対するやさしさなんだから。でもね、啓ちゃんの気持ちばかり優先してたら紗里奈の心は耐えられなくなるよ?)
(うん・・・わかった・・考えてみるね)
(うん、紗里奈は紗里奈らしく伝えたいことを伝えたらいいと思うよ)
(ありがと沙織^^)