「シド・・・、シド・・・。ねぇ、どうしたらいいの?私、どうしたらシドのところに行ける?」
指輪にそう問いかける。
返事はない。
「どうしたら・・・」
もう、戻れなかったらどうしよう。
一生、シドに会う事が出来なかったらどうしよう。
シドに触れることも。
言葉を交わすことも。
愛し、愛されることも。
出来なくなってしまったら。
「シドに会いたい・・・!シドとずっと一緒にいたい・・・!」
祈るように。
訴えるように。
「私には、シドが必要なの・・・っ!」
その言葉と同時に辺りが光で包まれた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…