そこに書いてあったのは・・・。



ヘルスター王国での使用人の日々。
ダーク国王との対面。


それからの、ダーク国王との日々が続くにつれ、変わっていく国王への想い。




「・・・ダーク国王の事、ちゃんと好きだったんだね・・・」





無理やりの関係ではなく、望んだ関係だったこと。
それでも、自分の使用人の立場で、その想いはいつかは消さなければいけないもの。

さらなる名声、地位を求めるダーク国王の足かせにならないように自ら国を出たこと。




そして、出会った男の人。
父親の名義を貸してくれただけでなく、生きる場所を与えてくれ感謝していること。

感謝してもしきれない。
そう書かれてあった。


それから、カノンの事も。