戦闘員として戦っているシドをかっこいいと讃え。
怪我をしたシドを情けないと貶す。


プリンセスにちやほやされているとして、戦闘員としての待遇が良かった。


だから、シドも嫌われないために必死だった。




必死で戦い。
ひたすらに人を殺し。



生きるために、戦った。




そして、残ったものは―――――。





ユリネが姿を消し。
自分を縛るものがなくなった。




それをきっかけに、シドは姿を消したのだった。




もう、戻らないと決めていた。
もう、自分には、期待に応えられないと。