それにしても、咲は、どこに行っちまったんだ?

あの後、すぐに咲の家に行ったけど
まだ、帰ってきてないらしい。

心当たりある場所は、全部回ったんだけど

…実は、後1つある。

あの、桜の木がある場所

でも、咲は、覚えていないはずなのに

とりあえず行ってみるか!

「咲ー?いるかー?」

「ぇ、、?、ゅ、、う?」

弱々しい声がした。

「咲!」

俺は、夢中で抱きしめた。

「///、、えっ、勇?」

「なんで?ここに?」

「その理由が分からないの
気がついたらここにいて」

無意識にたどり着いた?

心のどこかで覚えていたって事か?

「咲、さっきは、ゴメンな」

「いや、別に、、、気にしてないけど」

「怒ってたんじゃないのか?」

咲が首を降った。

「違うの。ただ、なんで喧嘩してるのか知りたかっただけ」