「稿輔ッッ」
後ろの席のヤツ=明羅は俺の背中をシャーペンでつついてきた
「ど~ゆ~コト?」
「…………は!?」
ビックリした返事をしてしまった
「おまっ!!あんな簡単な問題…解けねぇのか!?」
「イマイチ計算があわねぇンだよ…」
「どれどれ…」
仕方がなく見てやった
「!?」
「どした?」
「お前はバカかッッ!!」
「のわっ!!なんで?」
「全部、3乗してる…」
「あ~どうりであわない訳だぁ!!」
「その前に…筆算のあとがないんだけど…まさか」
「暗算だよ?」
違う意味でスゲー!!
「普通暗算なんて出来ねえよ」
「アタシ、普通じゃないから」
「それじゃあこのくそ難しいのを…倉田!!お前がやれ!!」
「はーい!!」
能天気な明羅はおいといて…
問題を見た
はぁ!?!?!?
こんなの解けるヤツいんのか!?