亮は急いできてくれたらしく、ものの数分で亮の車が見えた。

かちゃ


「姉ちゃん…大丈夫?」

「りょぉー」


泣きながら抱きつく。

亮は仕方ねぇなといいながらも、背中をさすってくれた。

「何があったかは聞かねぇから、とりあえず、車にはいろ」

「…うん」


亮の優しさが心にしみる。

「姉ちゃん。今日姉ちゃんち泊まっていい?」

「うん。いいよ」

亮が泊まる事なんてしょっちゅうだから別に違和感もない。