ぶー、と言いながら布団の中に身を隠す姿は子供のようで。

幼く見えて笑ってしまった。


「なんで笑ったの!」


少し顔をのぞかせて怒る。
でも、怖さなんてなくて
可愛さばかりが目立ってる。


「だって、可愛いから」


笑いながら言うとやっぱり拗ねて逆の方向を向いてしまった。

私はふっと笑うと

「ごめんね。じゃあ、お料理行ってきますね」

と言って部屋を出た。