「てか、彼方くん熱出てるんだから、亮出ていってよ」

「はぁ?姉ちゃんが出ていけばいいじゃん」

「なんでよ。私がうつしちゃったんだから、私が面倒みるの!」

「男心分かってねぇなー」

…?
何言ってんの?


とりあえず、お薬とスポーツ飲料と…おじや?ゼリーがいいかな?


「彼方くん、おじや食べられる?」

「…要らない…」

「じゃあ、ゼリーは?」

「食べる」


元気だったのは今の一瞬だったようで、すぐにぐったりしてしまった。

急いでゼリーを取りに行き、彼方くんに渡した。


「あ、姉ちゃん、おれ、結愛-ゆいな-に電話掛けてくるー」

「はーい」


ガチャッ


「…さな、ちゃん…たべさして?」

「え?///」


て、照れるんですけど。


「…い、や?」