「俺だったから良かったけど、そんな状態で開けちゃダメだよ?」


案の定、彼方くんに怒られる。


「は、はい…反省してます…。あと、知華がすいませんでした…」

「え?知華ちゃんなにかしたの?」

「だって、折角の休日を私の看病なんかに当てて…」

「いいんだよー!それは!俺がやりたかったんだから」

「あ、ありがとう」

「いいえー!」