お風呂に入るために脱衣所で服を脱ぐ。

そこには胸いっぱいに咲いた
紅い華たちが。


『咲愛…』


そんな甘い声で呼ばないでよ…。
そう今は思う。

とても女々しいけれど。
その紅い華を消さないように優しく洗っていく。


「あ、あがった?」

「うん。ありがとね」

「いいえー!でも、咲愛が朝帰りなんて珍しいね?」

「オスとメスの愛のない交尾をしていただけよ」

「へっ?///そ、それもまた珍しいね…///ていうか!自分の体大切にしなきゃダメだよ?!」


こうやって、本気で怒ってくれる親友が大好きだよ。

「知華ー。大好きだよー」

なんて笑いながら抱きつくと、よしよしといったふうに背中を優しくさすってくれた。