「…かな、たくん…ごめ…」


そう口から漏れた言葉に、一瞬起きたのかと思った。

でも、彼女の目は堅く閉ざされたまま。


「大丈夫…大丈夫…」


そういいながら、さすってあげた。
こういう時どうすればいいか分からない。
救急車?でも、寝不足なだけ?
苦しそうじゃないし、寝てるのかな?
俺にあってキャパオーバー??

いろいろな考えが頭をよぎる。
で、結果寝かせることにした。


「ん…、あ、あれ?!何してるの?!」


ものの数分で彼女は起きた。