そして、バッグを持つとまだ放心状態なのかぼーっとしたままの彼方くんにサヨナラを言い彼方くんの家をでた。


多分…彼方くんは私を抱いたことを後悔しているのだろう。

心雪さんという方がいらっしゃるのだから。

あの官能的な時間はもう味わってはいけない。

そしてあのバーにはもう行けない。

もう合わせる顔もないよ…。


あのバー好きだったんだけどな…。

もちろん彼方くんも。