「え?」




私は自分が何を言っているかわからないけどしゃべっていた。



「コウがドキドキさせるから。コウがキュンキュンさせるから。コウが、コウが______」




好きにさせるから。って言おうとすると、口が誰かに塞がれた。



私の視界には、コウの顔しかうつってなかった。
コウでいっぱいだった。


そのとき私はわかった。私の口を塞いでいるのはコウの唇だと。



キスをされていた。





コウは優しく唇を離した。



「先に言わせるかよ。熱の力かりてんじゃねーよ。バーカ。」





「え…?」





「ミイ、好きだ。」






「…っ!?」




「好き」




「へ?」



私は、夢かと思い両方のほっぺたをつねってみた。
すっごく痛い。




「へ?じゃねーよ。これは夢じゃねーからな。」





「コウーーー。」



私は嬉しすぎて泣いてしまった。




「うん。ミイは?」





「私も好き。」