「もう一回言って!」




「はぁ?お前調子乗んなよ?」




「はい。すみません。」



怒られてしまった…。


そのあとは今日、学校であったことをコウが話してくれた。
イクト君が登校中にこけたこととか、
数学が自主になったこととか、部活でシュートを何回もいれたこととか。




コウは笑顔でしゃべってくれた。




「そっか。今日は色々あったんだね。」




「おう。お前も早くこいよ。」




「うん。明日には行けるよ!」





「おう。じゃあ俺帰るな。」





キュッ



わわわわ~!
私何してるんだろ。




「コウ」




「んん?どうしたんだよ。てか、お前顔明けーぞ?」




そう言ってコウは私のおでこをさわった。
私のおでこが熱いのか、コウの手が冷たいのかわからないけど、コウの手は冷たくて気持ちよかった。




「うわっ!お前、熱がないとか嘘だろ。スゲー熱いじゃん。」





「コウのせいだよ。」