違う男の人といた。
俺はすぐにその男が誰だか分かった。
あえて俺はその日は話しかけないことにした。




次の日、ユイを呼び出した。
ユイはいつもと変わらず笑顔で来てくれた。




「久々だね。ごめんね。私の都合で会えなくて。」




「別にそれで謝って欲しくないんだけど。」




「え?」




「昨日、コンビニに男と二人でいたよな。」





「あ、違うよ。あれはいとこなの。いたのなら話しかけてくればよかったのに~。」




「まだしらばっくれんのかよ。その男知ってんだよ。 ハルト だろ?」




「…」


ハルト とは、アオキハルトって言ってサッカー部の先輩でユイとは同い年。
アオキと俺は良きライバルだった。