「じゃあ、もう遅いし帰るね。
帰るって言っても隣なんだけど。笑」




パシッ。




「え…?」




「まだ、居とけよ。」




気づけば俺は帰ろうとするミイの腕を掴んでいた。
これは考えてやったんじゃなくて、反射的な行動だった。




「う、うん。」




絶対ミイもおかしいって思ってるよな。
今までの俺だったらこんなこと絶対になかった。ミイのせいで俺は変なヤツになってんだよ。


「悪い。やっぱり、大丈夫!もう遅いし帰った方がいいよな。また、来いよ。」




「へ?あ、うん!今日はありがとう。」





「おう。じゃあな。おやすみ。」




「うん。おやすみ。」