ケラケラケラ
後ろから聞き覚えのある笑い声がきこえてきた。
「あー。ミイはおもしれーな笑笑」
やっぱりコウだった。
「俺が助けなくても自分で戦うんだからな。笑笑」
え?助けに来てくれてたの…?
「コウ、くん?」
「だから、気安く呼ぶんじゃねぇーよ!!お前らみたいな自己中に俺との運命なんかあるわけねぇーだろ!」
おわっ!コウが怒鳴った!?
いつもは、教室で静かなのに。
「え?コウくん?コウくんのバカ~!」
ミヤザワさんは泣きながらどこかへ行ってしまった。
コウにあんなに怒鳴られたのに最後まで『コウくん』って呼んでたね。
ある意味すごいわ。
「お前には怖いって感情はないのかよ。」
「怖かったよ!でも、勝手にコウの運命決めてさ、そしたらお腹のそこからイライラしてきて、私の口から知らない間にあんな言葉が出てたんだよ。」