そのあと、お母さんに呼ばれたのであわててコウも、私も部屋に入った。
「ベランダでなにしてたの?」
お母さん、顔がニヤけてます。
絶対バレたんだろうなぁ。
ハハ……
しょうがない!けりをつけて話すか!
「お母さん、ちょっと話があるだけど。」
「なになに~♪」
「あのね、私、コウとつきあってるの。」
「うっそ~!?ホントに~?」
あの~、絶対知ってましたよね?
「って、知ってたけどね♪ごめんね。さっき、見ちゃった!」
「でしょーね。あ、お父さんにはまだ秘密にしておいてね!」
「了解。でも、お父さんも反対しないと思うわよ。ミイが選んだ人なら間違いないんだから。」
「ありがとう。」
「うん。幸せになりなさいよ。」
「もちろん!」
お母さんの子供で本当によかったと心から思った。