「今何してますか?」
シュンキは穏やかないつもの調子で聞いてきた。
「え、えっと。」
「ドラマ見てます?」
「今は見てません。ちょっと外に出てます。」
言いながら空を見上げた。
空が高い。いつの間にか夏が終わり秋の空に変わっていた。
「実は僕も今ぶらぶらしてて。もし暇なら一緒にドライブでもどうかなと思って。」
え!
本当?!
こんなタイミングでこんな嬉しいお誘いあるのかしら?!
まるでドラマみたいな。
さっきカズエに裏がありそうだなんて言われたけど、絶対そんなことないって思う。
私の寂しい気分をうちやぶってくれる存在。
やっぱり、彼は私の運命の人かもしれない。
ナオト、そうなの?
「是非、ドライブ連れてって下さい。」
即答していた。
シュンキは私にうちの近くで待つように言って、そのまま大通りで待っていた。
15分くらい経っただろうか、待ち遠しくて随分長く感じられたけどシュンキの車が私の前に停まる。
「おまたせ。」
ウィンドウが空いて、シュンキの顔が見えた。
昨日と同じ、爽やかでキレイな顔。
ドキドキしながら助手席に乗った。
車の中はとても清潔でいい香りがした。
革張りのイス。
高そうな車だ。だって乗り心地もすごくいいもん。
「いい車だね。」
シュンキの横顔を見ながら言う。そんなこと言わなくてもいいと思ったけど、こんないい車乗ったことなかったから。
「ああ、中古だけどね。ベンツ。」
「ベンツ-?!」
「だから、中古だって。」
シュンキは笑った。
シュンキは穏やかないつもの調子で聞いてきた。
「え、えっと。」
「ドラマ見てます?」
「今は見てません。ちょっと外に出てます。」
言いながら空を見上げた。
空が高い。いつの間にか夏が終わり秋の空に変わっていた。
「実は僕も今ぶらぶらしてて。もし暇なら一緒にドライブでもどうかなと思って。」
え!
本当?!
こんなタイミングでこんな嬉しいお誘いあるのかしら?!
まるでドラマみたいな。
さっきカズエに裏がありそうだなんて言われたけど、絶対そんなことないって思う。
私の寂しい気分をうちやぶってくれる存在。
やっぱり、彼は私の運命の人かもしれない。
ナオト、そうなの?
「是非、ドライブ連れてって下さい。」
即答していた。
シュンキは私にうちの近くで待つように言って、そのまま大通りで待っていた。
15分くらい経っただろうか、待ち遠しくて随分長く感じられたけどシュンキの車が私の前に停まる。
「おまたせ。」
ウィンドウが空いて、シュンキの顔が見えた。
昨日と同じ、爽やかでキレイな顔。
ドキドキしながら助手席に乗った。
車の中はとても清潔でいい香りがした。
革張りのイス。
高そうな車だ。だって乗り心地もすごくいいもん。
「いい車だね。」
シュンキの横顔を見ながら言う。そんなこと言わなくてもいいと思ったけど、こんないい車乗ったことなかったから。
「ああ、中古だけどね。ベンツ。」
「ベンツ-?!」
「だから、中古だって。」
シュンキは笑った。