こんな時間に誰??
慌てて電話に出た。
「夜分にすみません。」
どこかで聞いたことのある声が耳から聞こえてくる。
少し高音で、品のある口調。
もしかして、もしかする??!
「あの・・・どちら様でしょうか?」
まだ確信もてなくて、小さな声で尋ねる。
「今里、今里シュンキです。以前、カイトと一緒にお邪魔した。」
えっ、えっ、嘘-。
こんなことってあるの?
思わず、手が震えてスマホを落としそうになった。
「先日はどうも・・・。」
「あ、こないだは朝から急にお邪魔して失礼しました。」
シーン。
会話が続かないよー。だって、そんなに知らないんだもん。
しばらくの妙な間があって、シュンキがゆっくりと話し出した。
「この間は、あまりゆっくりお話もできなかったので、よかったら今度お食事でもどうですか?」
いきなり?
心臓がドキドキバクバクしてるんですけど!
「ええ、是非。」
震える声で答えた。
きゃー、言っちゃったよ。
いいの?いいの?食事なんかに誘われちゃっていいの?!
なんだか夢心地のまま、週末に会う約束をして電話を切った。
誰かにこの感動を分かち合いたい!
だけどこんな夜遅く誰に聞いてもらう?
ハルカ・・・は、もう寝てるか。
カイト・・・さっき電話きたけど、でも奴ならこの時間でも起きてるし、シュンキの情報仕入れとかなきゃ。
思わず、カイトに電話をかけた。
「あん?」
少し眠そうな声で何度かの呼び出し音の後カイトの声が聞こえた。
「ごめん、寝てた?」
「ああ、寝そうになってた。けど、別に大丈夫。何?」
間延びしたカイトの眠そうな声は、普段と違って、少しだけセクシーだと思った。
いやいや、そんなことはどうだっていい。
「あのさ、どうしても聞いてほしくってさ。」
「うん。」
「シュンキから電話あったの。今!」
「ふぅん。」
「ふぅん、ってそれだけ?」
「っていうか、それ以上何か言ってほしい?」
そういうところが女心わかってないのよ!って叫びそうだったけど、今日は夜中に迷惑電話かけちゃってる身だからそこは黙っておいた。
「週末食事行くことになった。」
「よかったじゃん。」
「でさ、シュンキの情報を少し入れときたくて。」
「んなの、本人に聞けばいいじゃん。どうして俺に聞くの?」
慌てて電話に出た。
「夜分にすみません。」
どこかで聞いたことのある声が耳から聞こえてくる。
少し高音で、品のある口調。
もしかして、もしかする??!
「あの・・・どちら様でしょうか?」
まだ確信もてなくて、小さな声で尋ねる。
「今里、今里シュンキです。以前、カイトと一緒にお邪魔した。」
えっ、えっ、嘘-。
こんなことってあるの?
思わず、手が震えてスマホを落としそうになった。
「先日はどうも・・・。」
「あ、こないだは朝から急にお邪魔して失礼しました。」
シーン。
会話が続かないよー。だって、そんなに知らないんだもん。
しばらくの妙な間があって、シュンキがゆっくりと話し出した。
「この間は、あまりゆっくりお話もできなかったので、よかったら今度お食事でもどうですか?」
いきなり?
心臓がドキドキバクバクしてるんですけど!
「ええ、是非。」
震える声で答えた。
きゃー、言っちゃったよ。
いいの?いいの?食事なんかに誘われちゃっていいの?!
なんだか夢心地のまま、週末に会う約束をして電話を切った。
誰かにこの感動を分かち合いたい!
だけどこんな夜遅く誰に聞いてもらう?
ハルカ・・・は、もう寝てるか。
カイト・・・さっき電話きたけど、でも奴ならこの時間でも起きてるし、シュンキの情報仕入れとかなきゃ。
思わず、カイトに電話をかけた。
「あん?」
少し眠そうな声で何度かの呼び出し音の後カイトの声が聞こえた。
「ごめん、寝てた?」
「ああ、寝そうになってた。けど、別に大丈夫。何?」
間延びしたカイトの眠そうな声は、普段と違って、少しだけセクシーだと思った。
いやいや、そんなことはどうだっていい。
「あのさ、どうしても聞いてほしくってさ。」
「うん。」
「シュンキから電話あったの。今!」
「ふぅん。」
「ふぅん、ってそれだけ?」
「っていうか、それ以上何か言ってほしい?」
そういうところが女心わかってないのよ!って叫びそうだったけど、今日は夜中に迷惑電話かけちゃってる身だからそこは黙っておいた。
「週末食事行くことになった。」
「よかったじゃん。」
「でさ、シュンキの情報を少し入れときたくて。」
「んなの、本人に聞けばいいじゃん。どうして俺に聞くの?」