そんなことを思いながらも、胸の奥にぽっかりと穴が空いているようだった。

結局、いい男ってなんなのよ?

シュンキはいい男だと思ってたけど、好きになりかけて不安になって繋がらなかった。

自分でもよくわからない。

いい男って自分にとってどんな男なのか。

ぼんやりとテレビ画面を眺める。

少し冷めてしまったカレーの最後の一口を食べた。

食べ終えたカレー皿を流し台に置き、水道水を貯めた。

いつもならすぐに洗わないと気が済まないけど、今日はこのまま寝てしまおう。

色んなことを考えたり、行動することが今は異常にしんどかった。

明日の朝、すればいいや。

そのまま軽くシャワーを浴びて布団に入った。

心も体もくたくたなのに、なかなか寝付けなかった。

次の日も仕事だから早く寝なくちゃと思えば思うほど・・・