頭の中がぐちゃぐちゃになってる。
色んなことが一気に起こりすぎて整理ができない。
「とにかく、俺はシュンキときちんと話してくる。シュンキもきっとミナミのこと大事に思ってるから大丈夫だよ。」
カイトは立ち上がった。
「今日はなんかややこしい話してごめん。多分、ミナミとこうやってゆっくり二人で話す機会ももうないと思ったから。」
体中の力が抜けて、なんとか頭を起こした。
「帰るの?」
「そりゃそうでしょ。もう23時になりそうな時間だし。男と女が夜一つ屋根の下にいたら絶対ややこしくなるだろが。」
カイトはいつものように笑って私の肩に手を置いた。
「俺の自制心も今ぎりぎり状態だからさ。」
いつもなら払いのけるカイトの手の熱さを今はもっと感じていたかった。
「早く寝ろよ。」
何も言えず、ただカイトを見送るしかなかった。
どうして、こんなに言葉が出てこないんだろう。
こんなことは初めてだった。
いつだって、カイトには何でも言えた。
どんな振りでも返してこれたのに。
カイトは、自分の鞄を肩にかけ、そのまま玄関へ向かった。
玄関の扉が開く音がする。
「え?」
少し驚いたカイトの声がした。
色んなことが一気に起こりすぎて整理ができない。
「とにかく、俺はシュンキときちんと話してくる。シュンキもきっとミナミのこと大事に思ってるから大丈夫だよ。」
カイトは立ち上がった。
「今日はなんかややこしい話してごめん。多分、ミナミとこうやってゆっくり二人で話す機会ももうないと思ったから。」
体中の力が抜けて、なんとか頭を起こした。
「帰るの?」
「そりゃそうでしょ。もう23時になりそうな時間だし。男と女が夜一つ屋根の下にいたら絶対ややこしくなるだろが。」
カイトはいつものように笑って私の肩に手を置いた。
「俺の自制心も今ぎりぎり状態だからさ。」
いつもなら払いのけるカイトの手の熱さを今はもっと感じていたかった。
「早く寝ろよ。」
何も言えず、ただカイトを見送るしかなかった。
どうして、こんなに言葉が出てこないんだろう。
こんなことは初めてだった。
いつだって、カイトには何でも言えた。
どんな振りでも返してこれたのに。
カイトは、自分の鞄を肩にかけ、そのまま玄関へ向かった。
玄関の扉が開く音がする。
「え?」
少し驚いたカイトの声がした。