「ミナミ先輩だって、もうキスくらいはしたでしょう?」
えらくせきららな質問だこと。
少し顔が熱くなったけど、頷いた。
「立花さん、本当に私と付き合う気あるのかなー?デートだってすごく紳士的なデートばっかりだよ。そんなに刺激的なこともないし。」
「そうなんだ。」
そう言いながら、温泉に行った夜、カイトから「キスしていい?」って言われたことを思い出す。
例え冗談だったにせよ、カイトってああいう奴だ。
冗談っぽくでもそういうことしそうなのにね。
「ひょっとしたら、本気でハルカのこと考えてるからこそ大事にしてるのかもよ。」
「えー。そんな古風なタイプには見えないけどなぁ。」
ハルカは少し言いにくそうに言った。
「松永さんととりあえず一度会ってみようと思う。」
「そうなの?会って何か変わる?」
「わかんないけど、このままずるずるしてるのも嫌だし。きちんと松永さんからの話、聞いたこともなかったし。一度くらいはちゃんと聞いてあげようかなって。」
「えらい上から目線だけどぉ?」
私は笑いながらハルカをつついた。
「なんとなくさ、今まで立花さんに憧れて、他の人には目もくれなかったんだけど。実際願いが叶って立花さんとデートとか何回もできちゃうと他にも欲が出て来るっていうか。」
「うわ、危ないこと言うなぁ。結婚前に色々遊んでみようかな?って奴?」
「そこまでは言ってないけど、上手く言えないんだけどさ。もっと自分に合う人がいるのかもしれないなって。」
「それって、カイトとは合わないってこと?」
「合わないっていう訳じゃないのよ。デートだって毎回楽しいし、立花さんはすごくかっこいいしおもしろいし一緒にいたいって思う。だけど、立花さんが私なのかなーって、いつも思っちゃうんだ。」
それって、私がシュンキに思ってることと一緒じゃない?
えらくせきららな質問だこと。
少し顔が熱くなったけど、頷いた。
「立花さん、本当に私と付き合う気あるのかなー?デートだってすごく紳士的なデートばっかりだよ。そんなに刺激的なこともないし。」
「そうなんだ。」
そう言いながら、温泉に行った夜、カイトから「キスしていい?」って言われたことを思い出す。
例え冗談だったにせよ、カイトってああいう奴だ。
冗談っぽくでもそういうことしそうなのにね。
「ひょっとしたら、本気でハルカのこと考えてるからこそ大事にしてるのかもよ。」
「えー。そんな古風なタイプには見えないけどなぁ。」
ハルカは少し言いにくそうに言った。
「松永さんととりあえず一度会ってみようと思う。」
「そうなの?会って何か変わる?」
「わかんないけど、このままずるずるしてるのも嫌だし。きちんと松永さんからの話、聞いたこともなかったし。一度くらいはちゃんと聞いてあげようかなって。」
「えらい上から目線だけどぉ?」
私は笑いながらハルカをつついた。
「なんとなくさ、今まで立花さんに憧れて、他の人には目もくれなかったんだけど。実際願いが叶って立花さんとデートとか何回もできちゃうと他にも欲が出て来るっていうか。」
「うわ、危ないこと言うなぁ。結婚前に色々遊んでみようかな?って奴?」
「そこまでは言ってないけど、上手く言えないんだけどさ。もっと自分に合う人がいるのかもしれないなって。」
「それって、カイトとは合わないってこと?」
「合わないっていう訳じゃないのよ。デートだって毎回楽しいし、立花さんはすごくかっこいいしおもしろいし一緒にいたいって思う。だけど、立花さんが私なのかなーって、いつも思っちゃうんだ。」
それって、私がシュンキに思ってることと一緒じゃない?