「危ないなぁ〜。どうしてそう簡単に信じられるの?疑う事をしなければまた同じ事の繰り返しなのに。」
空野さんが呟く。
「どういう事ですか?記憶はリセットされたはずでしょう。」
「性格までは変わらないし、過去の恋愛に関する一部の記憶が欠けた今、彼女がまた同じ様な男に恋したら?もしかしたら元彼に再会して、記憶が無いのを逆手に取られたら…。」
「心配し過ぎですよ。そんな悪い事ばかり…。」
「私が何人の人の恋愛を聞いてきたと思ってる?経験は結構積んでるの。」
僕はこの時半信半疑だったが、空野さんの言う通りになるとは思ってもいなかったんだ…。
to be continued