そして始まった2学期。



「今日拓斗が学校まで迎え来てくれるんだ~。」



私の親友は朝からのろけ全開です。



「拓斗くんて付き合うとどういう人なの?」



「意外と奥手。」



「えぇ!それは意外!手早そうなのに。

もしかしてまだ?」



「や、さすがにそれはないけどさ。」



「だよね。そうだと思ってたけどさ。」



「まー、あたしたちもかなりの頻度で

会ってるからね~。


まだ1ヶ月かって感じ。

ほぼ毎日会ってたし。」



「毎日?でもあたしんち来たこともあるじゃん。」



「そういう日は夜会うの。

泊まりだったりね。


拓斗も用事あったりするしね。」



「へー…すごいね。」



「あたしより拓斗があたしにべた惚れ。」



「うん、そんな気がしたよ。」



貴樹もいってたけど

本当に一途なんだな。