「んー…終わったぁ。」



あたしは結局貴樹に教わって

宿題を終わらせた。



「んじゃ、俺らも遊びに行こ。」



「え?二人で?」



「他に選択肢あるわけ?

はいはい、片付けて。」



あたしは急かされて片付けた。



「じゃ、行こう。」



貴樹はあたしの手を取り、歩き出した。



「ちょ、手…。」



「いいじゃん。繋ぎたいし。」



「なにそれ…。」



あたしの意見は?



「絶対惚れさせるし。」



「…………あたしのこと、好きなの?」



「うん、好き。」



ドキンっ…



なんでそんな簡単に言えるの…。

信じられないよ…。