高校1年生の2学期
私 陸はたった8日しか付き合ってない人に振られて落ち込んでいた

教室を出てすぐ横にある渡り廊下
ここは私の好きな場所。

本当はもっと人通り少なくて
見渡しが良いところが良いんだけど
ないからここでいたりする。

私の元カレは校舎が違う
まぁ、渡り廊下を渡るだけで
そんな遠くもない。
渡り廊下からは元カレのクラスがみえる
でも元カレをみるためとかじゃなく
なんとなく周りや空をみるのが
好きだったからここにいる。

当時の私は自分で言うのもなんだけど
周りからは可愛いと言われていた
当時の私は気付いてなかったけど。

そんなある日いつものように
渡り廊下でぼーっとしていると
視線を感じた。
元カレのクラスから。

見ていたのは 3人組の男の子
んー。見覚えはないけど
多分見ているのはこの隣にいる
夏の事だろうなぁ。

夏は誰がどう見ても可愛い
声も可愛くてスタイルも良い
おまけに性格も良い。

だからたいして気にも止めなかった。
夏はモテる!なんて言いながら
ふざけあってた。

後に私の人生に大きく影響する奴が
いるだなんて知らずに。