これまた暑さが残る残暑流石に猛暑ではないけど、暑い。
美優奈と今は海に来ている。と言っても水着じゃない無論俺もだ。浜辺を歩く、誰も来ないであろう浜辺でよく遊ぶ通院も週3回もある。通院回数も増えてきた。
「あっついねー!ゆうくん!」
笑いながらこっち来て抱きついてきた。
「暑いなら、離れろよ。缶ジュース買ってくるか?」
キラキラ笑顔になって頷いて、一緒に行かされる。
「えへへ~」とか「んふふ」とか嬉しそうだ。いくら使わされる…俺の目の前には、カフェがあった。
「ゆうくん、珈琲すきでしょ?私ねここのジャンボクリームパフェが食べたくてね!」
ジャンボ…どんだけでかいんだよ。
頭をかきつつ
「俺は珈琲好きだけど。ジャンボ…ナントカは、食べないぞ」
彼女はしょんぼりした…
「イイじゃん。ゆうくんお金持ってるもんここで勉強したらイイじゃん」
ここで、俺は折れた
「あーわかったよ ジャンボ…ナントカ頼んでやるからな」
カランコロン…
店内は、涼しい丁度いい汗が引くくらいの温度だ。
「いらっしゃい」
オーナーは、じいさんだった。60歳位かな。カフェの空間はコーヒーの甘苦い匂いが立ち込めていた。
ここの珈琲は、絶対うまい事を確信した。サイフォンがあるし、ここのカフェは
何か違う、今にはない空気だ。
好きになる場所だな。
彼女との、時間を過ごし
俺は珈琲を飲み。
ジャンボクリームパフェを、彼女は食べきって。勉強をしてる俺も彼女も。

いつまでもこの時間が続けばいいなとか思ってたが…ここから運命はガラスの様にヒビが入る。