ミーンミンミンミン…
蝉の声うるさい。頭痛くなる
それと、クソ暑い!
危うく自殺現場になりかけた俺らの教室無事に生還…所がその子は俺に惚れたらしく、現在は付き合ってる形
気にはなっていたけどね(笑)
デート初日梅雨明けの夏、休日に彼女に呼び出されて、彼女は遅刻…とは言っても気にしない、気にするのはこの暑さだよ!
「にしても。あっつ。美優奈め…なにやってんだよ」
小声で言って眠くなる
タッタッタッタ…
「ゆうくーん」
あぁ…ついに幻聴まで…首筋に冷たさを覚える。
「冷た!美優奈か?」
冷たい缶ジュースを買ってきたらしい
「ごめんね?待った。よね…」
軽くへこんでる(笑)可愛いなぁ
ここは強がって笑い話にしよう
「全然待ってねぇぜ、あぁこれ?汗じゃないぞ、さっき水を被ったんだ」
美優奈は、少し考え笑った。
「ちゃんとめかしこんできたな?リップ付けて服もワンピースだし」
本当に、白い肌も服も日傘も。消えてしまいそうなほどに。
「やだなぁーゆうくん、私は女の子なんだぞ?髪も長いしね」
動物園行く…商店街も回る。週1回デートって約束で。