中3の春ここから人生の扉と扉を自分で切り開くはじめの一歩だ。
休み明けの通学路はきつい。特に部活もしてなかった俺には、学校に運ぶことは無いから一層辛い。
「ハァめんどくさ」
大きくため息をし独り言を言った
いきなり後ろからドンッと押されてよろけた。
「よっ!どうした?シケたツラして」
友達が、後ろから押したらしい。
てか、手加減を知らない男だ。つまり脳みそ筋肉…脳筋だ、コイツのあだ名は、[脳筋]でいいらしい。
「脳筋ってカッコイイ!」いつも言ってる
さっきから、脳筋。脳筋とうるさい
「いいから黙れ。俺は、憂鬱なんだよ。脳筋」
構うと更にエスカレートしてくアホだ。
と俺らは、学校に着く。あぁ憂鬱だ
なんでこんな筋肉とじゃれなが歩くんだよ。
気だるそうに、口を開く。
「そういやさ、入学式だよな?」
何回も背中を叩きながら言う脳筋
「そうだぜ!お前さんもとっとと彼女とか作れよ?」
その張り手を無視をしとく、言ったらもっとやられるからだ。
「なんで入学式の日に、女の話するんじゃボケ」
脳筋が、にへらっと笑い立ち止まって敬礼した。
「新入生は、カワイイ子ばっかと聞いている!それで、お前もカワイイ彼女を、作らせてやりたい!」
その言葉を、無視して…他人の振りをする…事は出来なかったか。
めんどくさいとっとと教室入って本読みたい。
結局脳筋がうるさくて本もロクに読めなかった。