そもそも、風紀委員とは学園の決まり事を守らせるための存在だ。
だが、双葉はどうだろう。
髪は黒ではなく金色だし自分のルックスがいいことを利用して異性との交流を楽しんでいる節がある。
挙げ句の果てにはファンクラブまである始末だ。
風紀委員という大切な存在を、そんないい加減な者に委せていいのだろうか。
「祖母上はなぜ、彼を風紀委員にされたのですか?」
「あら、意外なことを言うのね。貴方と彼は聞くところによると、とても仲が良いそうではありませんか?」
「そのようなことは断じてありません」
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