それが分からない。


でも少しは分かる。


邑楽君はとても心が優しいから。


あれ?


私とは正反対。


一緒だと思ってたのに。

邑楽君のことを知っていくたびに


私と邑楽君が違って見える。



もしかしたら。

私は。


独りぼっちの世界に光なんて差し込んで


いないのかも。

ただの空想だったのかも。


ずっと暗闇のままだったんだ。