「おはようございます。廉様、颯様、洸様、翔様。」





廉「…。」




颯「そんなに殺されたいんだね。君たちもチャレンジャーだね。」





洸「颯、そんな奴に話しかけるくらいなら死んだ方がマシだよ。」




翔「まぁ、眠気覚ましになるからいいんじゃない?ただ、廉が不機嫌になるのだけはごめんだけど。」




洸「それな。」




翔「つか、廉ってはるちゃん以外と話さないし。」





廉「きやすくハルって呼ぶな。翔のくせに。」




翔「廉、怖っ。わかったから。わかったからその顔やめて、
めっちゃくちゃ怖いから。」




廉「…。」





桜の香りが、ふわりと俺たちを包んだ。






遼「廉、おっはよーさん。今日もこっわーい顔してんね。
そんなんだから彼女できないんだよー」




遼がいつも通り俺に抱きつく。






廉「チビは黙っとけ。」




それを、冷たくあしらって俺は歩くんだ。





春の花びらがほわり、ふわりと落ちる頃、
俺たちの関係は、少しずつ、変わり始めていたんだ。





確実に、不確かなものなど何一つnなく、着々と春に向かって。





遼と過ごす14度目の春に向かって。






廉「チビは黙っとけ。」




それを、冷たくあしらって俺は歩くんだ。





春の花びらがほわり、ふわりと落ちる頃、
俺たちの関係は、少しずつ、変わり始めていたんだ。