「はぁ。調べてこの生徒手帳は本人に返しておきます。それで良いですか?」


「あぁ。」




まったく、夕陽の口数が少ないのも困ったものです。




「雅人!俺らちょっと走ってくるな?」




かまへんか?ってもう行く気満々じゃないですか…




「どうぞ?」

「やったぁ!旭も行く?」

「……(フリフリ)。」


「旭には私の手伝いをしてもらいますので、勝手に行ってきてください。頼翔は帰ってきたら仕事をしてくださいね?」