「修ちゃん、今日のデザート何?

甘いモノ食べたら、元気出るでしょ」



結局、

とことんお子ちゃまなふりするしかなくて。

コンビニでバイトしてる修ちゃんが持って

帰ってくれた、賞味期限ギリギリ?

のデザートを、勝手にテーブルにどんどん並べ

始める。



「じゃんけんして、勝った方から好きなの

取っていくんだよ」



はしゃいで振り返ると、呆れた声が返ってくる。



「オレはどれでもいいけどさ、

運動しないでそんなに食っていいのか?」



修ちゃんは意地悪そうに笑うと、

私を後ろから羽交い締めにして持ち上げてみせた。



「これ、かなりやばいだろ?」



とか言って、

二の腕とかお腹とかつままないでよ!

私だって、もう結構お年頃なのに、

デリカシーなさすぎだし。

いつまでも子供扱いで、ホント、

いやんなる。