修ちゃんはお隣さんで、

優しくて、カッコよくって、

小さい時から大好きなお兄ちゃん。

運動音痴な私とは違って、

中高とテニス部のキャプテンで、

おまけに成績優秀で。

昔から、女の子が周りにいるのが当たり前。

ヤキモチやく気にもなれなかった。

バレンタインには食べきれないほどのチョ

コをもらって来ては、

私に好きなの食べていいって言って、

わけてくれて。

中学の時から始まって、

カノジョがいない期間なんてなかったし。

私は、この夏休みから大学受験に備えて、

大学に進学したばかりの修ちゃんに、

勉強を見て貰っている。

修ちゃんのバイトが終わってからだから、

始まりも終わりも時間はマチマチなんだけど、

なんせお隣ですから。

夕飯食べてからでも、お風呂入っちゃって

からでもOKって、ホント便利。

全然関係ない話で、

かなりの時間を無駄にすることも多いけど、

そんなとき決まって、恋話になるのは、

お互いそういうお年頃だもん、しょうがないよね。