「潤君の友達?」

「え、あ、はい」

「初めてかなここに知り合いがくるの」

「毎日来てるんですか?」

「うん、ここ最近はね」

「いつも1人で?」

「あたしじゃあの子に教えられることはないから」

「やっぱり潤ってすごいんですか?」

「小さい頃から天才って呼ばれてるわ」

「すご!」

「ご両親がすごいからね」

「え?」

「2人とも音楽界で有名だから遺伝なのかしら」

「そうなんですか」

知らなかったというか潤のことなにも知らない