『つ、着いたッ!!』


途中、何回か事故りそうになったけど!!


『湊!病院に着いたよ!?』


「……あぁ…。」


振り返るとさっきより青白い顔をした湊。


『早く診て貰わなきゃ!』


湊の身長は私よりも高いから
看護師さんに急いで伝えて運んで貰った。


「一体何をしたらこんな事になったんですか!」


『いえ、あの…ですね。』


謎の男達に追われて、激突されて、
更にソイツらに喧嘩売られたんです。

なんて信じて貰えませんよね?


『バイクで転倒しました……。』


「貴女は怪我は?その血は彼の??」


『私は大丈夫です…湊が庇ってくれたんで。』


服を見るとベットリと湊の血がついてる。


「そう…これからは気を付けなさい!

彼も出血をしてる割には命に別状ありません。
安静にすれば数日で退院出来ます。」


『ありがとうございます!』


女医さんにお礼を言って湊の病室に向かった。